マンションの大規模修繕工事や専門工事の監理を務めている、68歳の井上。ゼネコンに28年在籍しアパートの開発を経て、「定年まで働き続けることができる」ことを理由に、2014年に大和ライフネクストに入社しました。これまでのキャリアや仕事のやりがいについて、詳しく聞きました。
井上 弘
技術サービス本部 マンション東日本技術サービス工事部 工事企画二課
学校を卒業して、大手ゼネコンに入社しました。合計28年在籍したのですが、前半の14年間は工事の現場監理を担当し、後半の14年間は都市開発の営業に携わりました。現場時代は、郵便局、スーパーマーケット、競艇場など、幅広い建物を担当。地域を代表するような建物にも携わることができたので、やりがいも感じていました。
当時、私は妻と子どもと郊外に住んでいて、通勤時間が長く掛かっていました。家族との時間をより大切にするために、通勤の便利が良い会社に転職したのです。賃貸アパートを展開している会社に移り、私自身も土地の仕入れから建設時の管理、入居者の仲介まで一貫して手掛けしました。一級建築士の資格を持っていたので、土地のオーナーに信頼いただいて建設の現場でも役に立ち、一定の業績を上げることはできました。12年間在籍したのですが、年齢を重ねる中でもう少しゆったりと働きたいという思いが強くなり、住宅メーカーを経て、大和ライフネクストに転職したのです。
大和ライフネクストに入社したのは、2014年です。転職した当時は59歳で、70歳まで働ける仕事を探していました。人材紹介会社の担当者に「シニアの方が多く在籍していて、長く働ける会社があります」と紹介されたのが当社です。マンションの工事に携わったことはほとんどなく、現場からも長く離れていたので心配でしたが、入社後のフォローが手厚く2ヶ月で現場に出られるようになりました。
入社後約10年に渡って、マンションの大規模修繕工事と、スポットで発生するバリューアップ工事に携わっています。大規模修繕工事は概ね半年の工期です。春と秋の2つのシーズンに分けて進められていて、それぞれ3〜4つの現場を監理しています。バリューアップ工事は、給水設備の修理、配水管やポンプの入れ替えなど、1〜2週間の工期のものが多いです。半年で10件程度の現場を担当しています。私が所属する工事企画二課は、東京都の東部と千葉県が担当エリアです。